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未来の子どもたち

バーベキュー仲間でもある、管啓次郎さんと小池桂一さんの共新著『野生哲学:アメリカ・インディアンに学ぶ』が届きました。まだ中味は読めていないのですが、裏表紙の裏(きっと呼び名があるんでしょうね)のところに、今まさに必要な言葉をみつけました。

 

*七世代先を見て決定する*

 部族の会議が開かれるたび、人々はまず自分たちの義務を次のような言葉で誓いあうのだった。「何事を取り決めるにあたっても、われわれの決定が以後の七世代にわたっておよぼすことになる影響をよく考えなくてはならない」と。

ある決議事項をめぐって自分が投票するなら、その票は自分だけではなく、まだ生まれていない者たちも含めて、以後の七世代のための一票なのだ。ざっと見て、百五十年から二百年。そんな遠い未来の子にまで、いくつもの世代を超えて、いま決められたこのことは、影響を与えつづけるのだから。(本文より)

 

 

七世代どころか七千世代近くにまで影響を及ぼす核燃料廃棄物をつくりだしている現代の私たち。

未来の科学者が解決方法を見つけてくれるだろうなんて「楽観主義」を、未来の歴史学者はどう評価するんでしょうね。それも、人類が滅んでいなければの話ですが。

 

そう言えば、今年はバーベキューまだです。そろそろ、そういう気分の余裕を取り戻したいなあ。